対象OS |
WindowsXP |
Windows2003 |
Windows2008 |
Windows7 |
概要
システムを運用していると、Windows上で消せないファイルが作成されることがよくあるのでそのファイルの削除方法をまとめたものである。
Movefile コマンド
Microsoftとして推奨しているのが、Movefile コマンドである。次回のコンピュータ再起動時にファイルを削除するように予約だけして実際にファイル削除は行わない。
緊急ではない、かつ、OSやシステム上重要なミドルウェアが利用するファイルなど判断できない場合はこちらの対応を勧める。
メリット:
安全にファイルが削除できる
デメリット:
ファイル削除に再起動を必ず伴うため、緊急の場合や再起動予定が無いサーバ用途では実施し辛い
Movefile入手先:
http://technet.microsoft.com/ja-jp/sysinternals/bb897556
インストールは不要(圧縮ファイルの展開のみ)
解説:
① movefile コマンド
次回再起動時に削除するファイルを指定し削除予約だけ行う。
cmd> movefile [削除対象ファイル] ""
② ファイルの存在確認
③ pendmoves コマンド
予約状況の確認を行う。
cmd> pendmoves [対象ファイル]
Process Explorer
Movefile コマンドとは異なり、ファイルをつかんでいるプロセスを特定し、ファイルを削除することが可能である。メリット:
すぐに削除可能(急いでいるときには便利)
デメリット:
依存関係を把握していないとサーバ再起動が発生したり、
次回起動時にサービスが立ち上がらないなどの現象が起こる。
ProcessExplorer入手先:
http://technet.microsoft.com/ja-jp/sysinternals/bb896653.aspx
インストール不要(圧縮ファイルの展開のみ)
①Process Explorer を開き、検索機能 (Ctrl + F) を開く
②検索画面で削除したいファイルの名前を入力して検索
③検索結果で表示されたファイルをダブルクリック
④右クリックメニューから「Close Handle」を選択
なお、ProcessExplorerは他の用途でもかなり使える
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