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PAL(Performance Analysis of Logs)とは
パフォーマンスログを自動解析してくれるツールで、Windows OS(CPU、メモリ、ディスク、ネットワーク)、SQL Server、IIS、Hyper-V、MOSS、Exchange等の状態を、MSが出している指標を基にチェックできるようにレポート変換してくれる。
セットアップ
以下、ダウンロードしてインストールする。・PAL v2.4
・LogParser 2.2
・Microsoft Office Web Components(Officeがあれば不要)
・.NET Framework 3.5
・Microsoft Chart Controls for Microsoft .NET Framework 3.5(MSChart)
・PowerShell 2.0
使い方
1.スタートメニューからPALを起動[PAL Wizard 2.4]の画面が起動する。
右下の「Next」ボタンをクリックして次の画面へ進む。
2.Counter Log タブ
「Counter Log Path blg」に分析対象のファイルを選択する。
[Next]ボタンをクリックし次の画面へ進む。
解析する時間を指定する場合、Data/Time Rangeに開始日/終了日を入力する。
なお、分析対象が決めていない場合、取得するパフォーマンスモニタのカウンタは
できる限り全て取得したほうが良い。
3.Threshold File タブ
変換するオプションを選択する。(SQL Server、IIS、Hyper-V、MOSS、Exchange等)
一般的な情報を分析する場合、「System Overview」を選択する。
[Next]ボタンをクリックし、次へ進む。
4.Questions タブ
分析対象のOS、メモリ、ユーザモード仮想メモリ領域などの情報を入力(選択)する。
[Next]ボタンをクリックし、次へ進む。
OS、PhysicalMemory、UserVaそれぞれを解析する対象のシステムにあわせ入力する。
5.Output Options タブ
分析間隔の設定だが、基本的にAUTOで問題無いので
[Next]ボタンをクリックし、次へ進む。
6.File Output タブ
分析結果のファイル出力先(html/XML)の入力する。
デフォルトは「My Documents」に出力される。
[Next]ボタンをクリックし、次へ進む。
7.Queue タブ
スクリプトの実行内容を表示する。
(コマンドで実行したい場合は、表示内容をコマンドプロンプトから実行)
[Next]ボタンをクリックし、次へ進む。
8.Execute タブ
実行完了時のオプションを選択する。
「実行して閉じる」
「実行せずにキューに追加」
「実行して現ウィンドウを残す」
[Finish]ボタンをクリックすると分析が実行される。
9.解析中
コマンドプロンプトが立ち上がり、relogやPowerShell、LogParserなどが実行される。
解析対象のログファイルのサイズに依存するが数十分待つ。
10.結果出力
解析が完了すると結果のhtmlが表示される。
なお、コマンドプロンプトが開いたままになっている場合は×ボタンで閉じて良い。
最上段
サマリ結果が記載されており、警告、エラーが一覧表示されている。
中段
カウンタ毎の結果が表示されている。
下段
グラフと時間毎の結果が表示される。
レポート上、警告値は多い。。。
まとめ
MS指標をもとにレポート化しているため、すべてのシステムににあてはまるものではなく、
対象のシステムでベースラインとなる指標を把握しておく必要がはありそうだ。
内部ではrelogコマンド、LogParser、PowerShellを使っており、
スクリプトをいじることでのカスタマイズなどもできそうである。
(対象を絞らないとレポートが見にくい)
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