2013年6月14日金曜日

Windowsバッチ(.bat)入門 : 概要




タイトル: Windowsバッチ(.bat)入門



バッチとは

Windowsの歴史等々から話すといろんな説明があるが、
WindowsのGUIを使って実施している作業を、コマンドを使って処理を自動化するために使うものだと思っている。


SEとしてのこだわりなのか、GUIが中心なOSなはずなのに、UNIX/Linux同様、通常の作業をすべて
コマンドプロンプトとファイル操作でガシガシやろうとしている方も目撃しましたが。。。

そこまでCUIが好きということで。。。

バッチで何ができる?

難易度はあるにせよ、基本的にはGUI操作している内容は全てコマンド実行できるはずで、
そこで、バッチが担う処理はOSに近いレイヤーの操作になる。


例えば
毎朝出社してPCを立ち上げた後に、出社時間をExcelファイルに記録する作業を
毎日実施していたとする。


バッチファイル(+α)では、毎日の出退勤の時刻を毎日記録することまでが自動化できる。 *1

そこから先は、バッチファイルだけでは難しいが
定期的にExcelへ転記/メールで送付などを自動化することも可能である。


なお、仕事が早い人ほど、そういった定常的な単純作業を自動化していたりする。




バッチファイル作成方法


普通にメモ帳を開き、OS標準コマンドや、インストールしているexeなどを羅列する。
終わったら、拡張子 *2 を「.bat」もしくは「.cmd」として保存する。



例) 日付時刻を表示するバッチファイル

メモ帳を開いて以下を記載する。

echo %date% %time%
pause


ファイル名を「C:\test.bat」として保存する。



バッチ実行方法


「C:\test.bat」をダブルクリックすると、コマンドプロンプトが開いて以下のメッセージが表示される。

C:\>echo 2013/06/14 16:16:01.60
2013/06/14 16:16:01.60

C:\>pause
続行するには何かキーを押してください . . .


 注) 何かキーを押すと、コマンドプロンプトごと消える



他にも、以下のような実行方法がある。

 ・タスクスケジューラ
 ・スタートアップ
 ・グループ・ポリシー
 ・コマンドプロンプトから呼び出し
 (パスを通してファイル名だけ指定、start/callコマンドなど)


用途に応じ、組み合わせることで、実行したい内容の自動化が可能になる。




*1 「スタートアップ」や「グループ・ポリシー」の組み合わせ


*2 拡張子とは、ファイル名の後ろについている".(ドット)"以降の文字列のことで
  エクスプローラ上に表示されてない方はエクスプローラを開いて[ツール]-[フォルダオプション]-[表示]で
  「登録されている拡張子は表示しない」のチェックを外す。


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