2013年4月26日金曜日

MSCS/WSFC ドメイン移行 概要

構成:host1(正)、host2(副)
対象:Windows2003、2008

 ①host2での作業
 ・host2でクラスタをオフライン(クォーラムディスクのみオンライン)
 ・host2でサービスを止める(サービスを手動へ)

 ②host1で作業
 ・クラスタサービスを止める(サービスの種類は手動へ)
 ・DNSを変える(ADが引けるDNSサーバへ)
 ・ドメインを変更する
 ・再起動
 ・グループセキュリティポリシーの変更(AD側で設定していれば不要) *1
 ・グループの設定変更(AD側で設定していれば不要)*2
 ・クラスタサービスに設定しているユーザを変更
 ・クラスタサービスの起動
 ・クラスタアドミニストレータ画面からリソースをオンライン

 ③host2で②の作業


*1 グループセキュリティポリシー
 ■Win2003で必要な設定
 オペレーティング システムの一部として機能
 ファイルとディレクトリのバックアップ
 クォータの増加
 スケジューリング優先順位の繰り上げ
 デバイス ドライバのロードとアンロード
 メモリ内のページのロック
 サービスとしてログオン
 ファイルとディレクトリの復元
 プログラムのデバッグ
 認証後にクライアントを偽装
 監査とセキュリティ ログの管理

 参考URL http://support.microsoft.com/kb/269196/ja

 ■Win2008の場合、以下も追加
 プロセスのメモリ クォータの増加 (SeIncreaseQuotaPrivilege)
 セキュリティ監査の生成 (SeAuditPrivilege)
 プロセス レベル トークンの置き換え (SeAssignPrimaryTokenPrivilege)


*2 グループにMSCSで使用するアカウントが入っていれば設定追加
 Administrators
 Remote Desktop Users

※重要
 Windows2008のドメイン変更で、クラスタ管理アカウントを使ってサービス起動していると
 クォーラムへアクセスできなくなる場合があります。
(クォーラムの中に保存されている情報が不正になっている可能性はある)

クラスタの再構築したので定かではないですが
恐らく、クラスタサービスのログオンユーザをローカルシステムアカウントに変えれば、
サービス起動が可能かもしれませんが、検証したわけではありません。


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